不動産コラム

COLUMN

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家の買い替え事例の成功例、
失敗しないためのポイント!

「結婚」「出産」「老後」など、買い替えを考えるきっかけは人それぞれです。住まいが変わり、大金もかかるとなると不安になる方も多いでしょう。そこで、今回は買い替えの成功例や注意点について解説します。買い替えに対して不安がある方はぜひ参考にしてみてください。

【成功例.1】 家族構成が変化したとき

家族構成が変わることによって、必要な間取りや広さも変わるため買い替えが必要になることがあります。たとえば、結婚や出産によって家族が増えた場合、一人暮らしと同じ広さの部屋で暮らすのは窮屈に感じるでしょう。実際、国土交通省が公開している世帯人数別の居住面積水準によると、単独世帯と2人、3人世帯では必要とされる面積が異なることが分かります。

家族が増えたとき(出産等)

家族が増えてて3人世帯、4人世帯と居住人数が増えていくと今まで住んでいた部屋では狭く感じてしまうことがあります。そのため、多くの家庭が家族の増えたときに買い替えを検討し始めるのではないでしょうか。家族が増えたときの家の買い替え成功のポイントは、以下の通りです。

育児に適した生活環境

子育てをきっかけに家を買い替えるときは、自宅の生活環境が子育てに向いていることが大事になります。新しい家を検討する時には、幼稚園、保育所などの有無や学校の口コミ、子供が安全に遊べる場所といった周辺施設の適正を基準に選びます。

成功例

・放課後保育がある地域に引越したことで安心して夫婦共働きが可能になった
・同じ様な世帯が多く、子育て環境に適した場所にある物件に家を買い替えたことで、安心して子育てができた
育児しやすい間取り

また、新しい家も育児しやすい間取りを選ぶことが大事になってきます。子どもが増えると家事に加え、子育てに多くの時間を取られるようになります。効率よく家事や子育てが行えるよう、家事動線や生活動線を意識した間取りの物件を選ぶようにしましょう。

上記を踏まえた成功例

・部屋数が多い住居に買い替えたことで、育児に必要な場所を確保できた
・希望する間取りを施工してもらったら、家事動線が楽になった
子どもが独立したとき

就職、結婚により子どもが家を出たために、部屋があまり、今の住居よりコンパクトな家に買い替えを検討する場合があります。子どもが独立したときの家の買い替え成功のポイントは、居住人数に合った間取りを選ぶことです。

成功例

・かつては、家族4人の4LDKの暮らしていたが、子どもが独立し夫婦2人になったため、2LDKのマンションに買い替えたら、固定資産税が抑えられた。

【成功例.2】 働き方が変化したとき

自宅から勤務先までの距離が遠くなったり、自宅にいる時間が長くなったりすることで家の買い替えを検討する方もいるでしょう。働き方の変化を以下の2つに分けてそれぞれの買い替え成功例を紹介します。

転職したとき

転職がきっかけの家の買い替えを成功させるポイントがあります。

通勤・通学のしやすさ

通勤・通学の利便性は、家の買い替えの中で選ぶ際の大きなポイントです。しかし、配偶者や子ども、パートナーがいる場合は、転職する本人の通勤のしやすさだけでなく、各々の通勤・通学を考慮して家の買い替え先のエリアを選ぶのがコツです。

成功例

・夫の転職で家を買い替えることになったが、妻の職場や、子どもが通う学校へのアクセスも考慮し家の買い替えを選んだことで全員の通勤・通学の負担が軽減された
定年退職したとき

定年退職をきっかけに、老後の生活を考慮して買い替えを検討する場合もあります。その場合の買い替え成功のポイントは、以下の通りです。

病院や医療施設が近くにある

年配者になってくると、病気を患いやすくなってしまったり、足が悪くなったりしてしまうことがあります。そういったことを考慮すると、家の買い替え先地域の医療制度が整っていると安心です。

成功例

・通院が楽になり、医療福祉サービスが充実している地域を家の買い替え先に選んだことで通院に家族が付き添う必要がない
交通の利便性がよい

電車やバス、駅までの距離など交通の利便性は、年配の方が生活していく上で大きなポイントです。高齢になるにつれ、歩くのが大変になってしまうケースがあります。そのため、買い物や通院などの外出が、負担にならない物件への買い替えがおすすめです。

成功例

・駅やスーパーなどの生活に必要な施設が近い住居に買い替えたことで、利便性が高いため、公共交通機関だけで生活することができた
バリアフリー設計

この先ずっと住むことを考えるとバリアフリー設計の住居は安心です。バリアフリー設計の例としては、手すりが付いていたり、段差がなかったり、車椅子でも安心の広さの廊下やトイレだったり、トイレと寝室が近かったりすることが挙げられます。

成功例

バリアフリーの家に転居して長く住むことができる。

家の買い替えに対する注意点

先に自宅を売るのか、先に新居を購入するのか

旧居を売却する前に新居を購入する購入先行の場合、二重ローンの期間が発生することがあり、経済的な負担が発生する事があります。一方、旧宅の売却を先に行うと新居の購入前の仮住まいが必要になる場合があり、引っ越しを2回行う可能性があります。

資金計画

家を売って、新居を購入するためには資金計画が大切です。希望の家と資金のバランスを考え無理のない買い替えを行いましょう。

資金計画を立てる際は、旧宅の査定額、住宅ローンの残債額、自己資金額の3点を確認する必要があります。そのため、無料査定を依頼し、家の査定額を把握しましょう。査定額が住宅ローンの残債を下回った場合、ローンが完済できないと抵当権が抹消できず、物件を引き渡すことができないため、ローン完済のために自己資金を捻出する必要があります。